マクドナルド店員に学ぶ、優秀な人材の獲得術

「優秀な人材」が欲しい!

でも、「優秀な人材」は全然応募してこない…

 

こんな思いを経営者、人事担当者の皆様は常日頃考えていると思います。

私も採用代行を行う身として、様々な会社の「優秀な人材」や「欲しい人材」を考えてきました。

 

「優秀な人材」は意外と身近にいます。ただ、見つけられていないだけです。

今回はその「優秀な人材」見つけ方や見分け方について話していこうと思います。

 

 

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マクドナルドでの気づき

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先日、ハンバーガーチェーン店のマクドナルドにいるときに「優秀な人材」を見つけました。

 

あるスタッフさんが、

「机吹きましょうか?勉強頑張ってくださいね!」と声をかけていました。

 

客の方を見てみると、10代の学生さんでした。

そんなこと言われたらうれしいですよね。この店のファンになったのではないでしょうか?

聞いていた私も、またこの店に来たいと思いました。

 

学生に対しても丁寧で、心をつかむ接客をする。

その結果、マクドナルドやお店、スタッフに好感を持つ。

こんな仕事、自分もしてみたいなと思うかもしれない。

 

つまり、働く人達が結果的に、人材を集めることに影響しているんです。

 

働く人が会社の広告塔になってくれるなら、採用に対するコストを減らすことができます。

こういった人材も「優秀な人材」であると言えます。

 

また、優秀な人材に憧れて応募してくる人材も、同じような人材に育っていくでしょう。

まさに「類は友を呼ぶ」状態です。

そんな会社になれば、採用について悩むことはないでしょう。

 

 

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「優秀な人材」は人を集める

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マクドナルドのスタッフ以外にも、こういった優秀な人材はたくさんいます。

例えば、スポーツ選手なんてどうでしょうか?

 

大谷翔平をみて、野球選手になりたい

南野拓実をみて、サッカー選手になりたい

八村塁をみて、バスケットボール選手になりたい

 

子供のころは皆、スター選手に憧れていたと思います。

彼らのようなスポーツ選手も当然「優秀な人材」ですね。

 

とはいえ、スポーツ選手のように目立つ仕事ばかりではないですよね。

目立つ仕事でもなく、接客業のような仕事でもない、裏方のような仕事。

 

こういった業種では、人を集めるような人材は存在しないのでしょうか?

 

当然、仕事ぶりを見られる機会がなければ、その仕事に憧れることもないです。

しかし、最近ではそういった業種の企業が、積極的に仕事ぶりを発信するようになってきました。

 

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3K(きつい、汚い、危険)労働者がファンを獲得!?

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3Kと言えば、介護、看護、建築、土木、農林などの主に肉体労働業界が挙げられます。

このような業界では、人を集めるために3Kというイメージを変えることが大切です。

 

特にSNSを活用し、動画で職場環境を伝える会社が増えていて、大きくイメージを変えるきっかけになっています。

ある建設作業員の動画では、作業員同士が楽しく準備をしていたり、分かりやすく技術力を見せたりしています。

 

このような動画を見ると

 

肉体労働はきついと思っていたけど、自分にもできそう

汚いと思っていたけど、実際はそうでもなさそう

職人さんの技術力を改めて見ると、カッコいいかも

 

などイメージアップにつながります。

しかし、このように興味を持ってもらうには、職場環境を整える必要があります。

 

いつも仕事がきつければ、顔や言動に表れますし、

いつも職場が汚ければ、汚いことに気づきにくくなり、

いつも仕事に対してまじめに取り組んでいなければ、プロフェッショナルさは感じられない。

 

つまり、日常的に入社したいと思われる会社作りをしていかなければなりません。

 

では、そのような努力の結果、実際に興味をもって応募してきたとして、どのように「優秀な人材」を見分けるのでしょうか?

 

 

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あなたの会社にとって「優秀な人材」ってどんな人?

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一口に優秀な人材と言っても、会社によって求めているものは違いますよね?

今までの例でいうと

 

マクドナルド:お客さんのことを観察できる、声掛けが上手

スポーツ選手:目立つ、プレーが上手い

建設作業員:まじめ、きれい好き

 

など他にもあるとは思いますが、やはり会社によって「優秀な人材」に求めるものは違いますよね?

優秀な人材の見極め方の第一歩目は、優秀な人材を具体化することです。

 

あなたの会社にとって「優秀な人材」とはどんな人でしょうか?

「優秀な人材」に何を求めていますか?

 

他にも例をだしてみましょう。

ダイエットCMで有名になった、ライザップの採用基準(求めているもの)は一言でいうと

 

人が変わることを本気で喜べるかどうか

 

特にコミュニケーション能力を重視していて、トレーナー経験やトレーニング知識などはそこまで重要では無いそうです。

意外ですよね。筋肉大好き、トレーニング大好きな人である必要はないということです。

 

というのも、ライザップにとって一番必要なことは、きつい運動や食事制限を継続させること。

そのためにはコミュニケーション能力が一番大切だが、なかなか教えて身につくものでもない。

なので、初めからコミュニケーションの能力が高い人を採用するとのことです。

筋トレの知識は後から教えることができるノウハウがあるのも、理由の一つです。

 

ライザップは、自社にとってどんな人が「優秀な人材」になりえるのか、具体化できています。

なので、優秀な人材を見極めることが出来ます。

 

では、逆に優秀な人材を具体化出来ていないとどうなるでしょうか?

当然今までの流れでいうと、優秀な人材を見極めることは出来ません。

それだけでなく、優秀な人材が応募してくる機会さえも逃してしまうんです!

 

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「優秀な人材」を逃す求人

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弊社は採用に困っている会社の採用支援、採用代行を行っています。

その中の多くの企業は「優秀な人材を採用したい」と考えてはいるもののターゲットとなる欲しい人材が明確ではありません。

そのために、欲しい人材が魅力的だと思う原稿やアプローチが出来ていないケースがほとんどです。

 

あなたの会社の求人はどうなっていますか?

 

ただ会社の情報だけ、つまり仕事内容や給料の情報だけ載せていても、欲しい人材はやってきません。

 

例えば、新しい業種でチャレンジしたいと思っている人が、専門用語が多用されている求人を見ても、難しく感じて、応募をあきらめてしまったり

 

他にも、主婦の方が再就職をしようとデスクワークを探していても、求人に「パソコンの基本知識が必須」と書いてもどの程度必要か分からず、応募しづらいです。

 

ではどのように書けば、欲しい人材から応募が来るようになるのでしょうか?

 

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「欲しい人材」から応募が集まる求人原稿

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建設業の会社で、建設作業員を募集しているとします。

欲しい人材は、オンオフがきちんとして、てきぱきと仕事が出来る人です。

この会社に入るメリットをいれて、以下のような文を求人にいれるとします。

 

・現場が終わる16時に直行直帰出来ます。

 

早く帰れるというこの会社のメリットは伝わりますね。

ただ、これだけだと、オンオフがしっかりした人というより、早く帰りたいだけの人が応募してくるかもしれません。なので以下のように変えてみます。

 

・建設のプロ集団!現場が終わる16時に直行直帰出来ます。

 

このようにすると、

「ただ仕事が終わるのが早いのではなく、作業が早くできるプロフェッショナルだから早く帰れるんだ。」

と思いますよね。

 

応募してくる人も、それなりにプロ意識が必要だと思って来てくれます。

さらに、プロ意識を持てる人でもう少し応募者を集めたい場合は

 

・建設のプロ集団!現場が終わる16時に直行直帰出来ます。

・子供の送り迎えなども出来ています。

 

などと付け加えると、家族のことを第一に考えている人も安心して応募することができます。

 

このように、自社にとって「優秀な人材」が明確だと、求人原稿からアプローチが可能になり、欲しい人材を集めやすくなります。

 

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まとめ

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・「優秀な人材」を集めるには、自社にとって「優秀な人材」はどのような人なのか具体的にすること

・具体化された「優秀な人材」に来たいと思われる求人を作ること

 

今回は優秀な人材の獲得方法について、お話ししました。

当社で行っている採用代行サービスでも、上記のことを行っています。

 

しかし、採用に困っている多くの会社では、採用のノウハウが無く、採用にそんなに時間を掛ける余裕がないというのが実情です。

 

もし、採用にお困りでしたら、以下のまずは資料請求するを押してみてください。

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