面接時に使える便利な質問例とNG質問を紹介!
面接官の心得とは?
覚えておくと便利な質問例とNG質問も紹介!
自社に合った優秀な人材を採用できるかどうかは、面接官にかかっています。
とはいえ、面接担当になって間もない方や、初めて面接官を任された方の中には、
「どんなことを意識すればいいの?」
「どんな質問をすればいいの?」
というような疑問を抱えてしまっている方もたくさんいるでしょう。
そこでこの記事では、面接官の心得や、求める人材を発掘するために行うべき質問、面接で絶対に聞いてはいけないNG質問について詳しく解説していきます。
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面接官の心得5カ条
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まずは、面接官の基本的な心得5カ条について詳しく見ていきましょう。
・会社の顔であることを自覚する
面接官は、言ってしまえば会社の顔です。
面接官の対応や面接の内容が悪ければ、求職者はその会社に対してネガティブなイメージを持ちますので、内定辞退や途中離脱に繋がります。
近年では面接の状況をネットでシェアする動きもみられていますので、自分の行動や言動によって会社のイメージを落とさないためにも、会社の代表としての自覚を持ったうえで面接に挑むようにしましょう。
・応募者を下に見ない
面接官の中には、応募者を下に見ている方もいます。
ただ、そのような考えは必ず態度に出ますので、求職者からのイメージ低下に繋がりやすくなるのです。
自社に合った優秀な人材を採用するためには、求職者と対等の立場で面接に挑み、丁寧に対応することが大切になってきます。
間違っても、高圧的な態度を取ったり、求職者をけなしたり、バカにしたりするような言動は取らないようにしましょう。
・入社意欲を高めることが大切
面接というのは、自社に興味を持っている人材を、
「入社したい」
という状態に持っていくための場所でもあります。
面接でしっかりと動機付けを行い、入社意欲を高めておかないと、内定辞退のリスクや、入社後すぐに退職されるリスクが高くなりますので注意が必要です。
・最初と最後に気を配る
面接では、最初と最後に気を配ることが大切になってきます。
人の印象というのは、会ってから1分も経たないうちに決まりますので、ここでネガティブなイメージを持たれてしまうと、企業のイメージ低下にも繋がってしまうのです。
面接に来ている求職者は少なからず緊張していたり、プレッシャーを感じていたりしますので、面接を始める前に簡単な自己紹介をしたり、雑談をしたりして、相手との距離を縮めておくようにしましょう。
面接終了後は、
・貴重な時間を頂いたことへの感謝の気持ち
・今後の対応方法
・合否判定の連絡タイミング
などをしっかりと伝えておくようにしてください。
・面接官には営業力も大切
面接官というのは、優秀な人材を見極めて、口説き落とすのが仕事です。
先ほども解説したように、面接に来る求職者の中には、
「興味は持っているが、入社すると決めたわけではない」
という状態の方もいます。
このような求職者の入社意欲をいかに向上させられるかが、面接官の腕の見せ所なのです。
相手の入社意欲を高めることができず、他社に取られてしまった場合、会社全体として大きな痛手を負うことになりますので、普段から営業力を高めておきましょう。
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覚えておくと便利な質問例
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では次に、覚えておくと便利な質問例をいくつか紹介していきます。
・コミュニケーション能力をチェックするための質問
求職者のコミュニケーション能力を確かめたいと考えている場合は、
「1分間で自己PRをお願いします」
「以前の職場では、周囲からどのような評価を受けていましたか?」
というような質問をしてみましょう。
自己PRのお願いをすることによって、
・自分のことを客観的に捉えられているのか
・短い時間で言いたいことを整理し、わかりやすく伝えられるのか
ということを確認できるようになります。
周囲からの評価についての質問では、
・求職者の働きぶり
・自己評価とのすり合わせ
・前の職場で仕事仲間とコミュニケーションを取れていたのかどうか
などを確認できるようになります。
・仕事への姿勢をチェックするための質問
仕事への姿勢をチェックするためには、
「あなたにとって仕事のやりがいとは何ですか?」
「仕事を通してどんな目標を達成したいですか?」
というような質問をしてみるのがおすすめです。
仕事のやりがいを聞くことによって、
・仕事を心から楽しめる人材かどうか
・自分のモチベーションを自分でコントロールできる人材かどうか
をチェックできるようになります。
達成した目標を聞くことによって、
・目標設定をしたうえで行動できる人材かどうか
・どのような目標を設定する人材なのか(自分の利益のため、会社の利益のためなど)
を判断できるようになります。
・応募者のスキルやキャリアをチェックするための質問
応募者のスキルやキャリアをチェックするためには、
「どのようなことでも構いません、これまでの仕事における成功体験を教えてください」
「もしあなたを採用した場合、当社にはどのようなメリットがありますか?」
というような質問をしてみましょう。
仕事における成功体験を聞くことによって、
・どのような成績を収めてきた人材なのか
・その成功体験に対して自分ではどう感じているのか
などを確認できるようになります。
採用するメリットを聞くことによって、
・自分のスキルや知識を的確にアピールできる人材かどうか
・自社が求める人物像とマッチしているかどうか
を判断できるようになります。
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絶対に聞いてはいけないNG質問とは?
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面接官の中には、自分の立場を利用して、不必要な質問をする方もいます。
ただ、これをやってしまうと大きなトラブルに発展する可能性や、自社イメージを下げる可能性が高くなり、当然優秀な人材も集まらなくなりますので注意が必要です。
以下、面接で絶対に聞いてはいけないNG質問をいくつか紹介していきます。
ほとんどの方は問題ないと思いますが、念のため確認しておいてください。
・セクハラに当たる質問
セクハラに当たる質問は、絶対にしてはいけません。
例えば、
「彼氏(彼女)はいますか?」
「どんな人がタイプですか?」
このような質問は、採否には全く関係のないことですので、面接における質問には不適切と言えます。
また、女性社員の退職リスクを減らすために、
「出産の予定はありますか?」
「結婚は何歳までにしたいですか?」
という質問をする方もいるのですが、これは性差別として捉えられかねませんので避けるようにしましょう。
・宗教や政党に関する質問
宗教や政党に関する質問については、面接ではNGです。
例えば、
「所属している宗教を教えてください」
「社会運動に参加されたことはありますか?」
というような質問です。
宗教や政党については、かなりデリケートなテーマであり、場合によっては大きなトラブルやクレームに発展することもあります。
また、社会運動への参加経験で採否を決めることはできませんので、これも不必要な質問と言えます。
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まとめ
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優秀な人材を採用できるかどうかは、面接官にかかっています。
経営者や担当者の方の中には、
「面接官の質を底上げしたい」
と考えている方もいるでしょう。
そのような方は、今回紹介したポイントや心得を参考にしながら、面接担当スタッフに指導を行ってみてください。
「より効率的に面接官の指導を行いたい」
「専門スキルを持った人に指導してもらいたい」
とお考えの方は、人材採用や面接官研修に強みを持っている「株式会社コネクトグロー」までお気軽にご相談ください。